世紀末倶楽部 |
編集:土屋静光 発行:コアマガジン 価格:2,800円 |
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『危ない1号』の、とりわけフリークスや屍体に感銘を受けてしまった鬼畜さんは迷わず買っているであろうコアマガジン流の悪趣味本。屍体・フリークス・奇形の写真をおしげもなく大量公開しているため半ば写真集化しているが、グロな完成度のほうは紙おりつき。トレバーブラウンのかわいらしい表紙にまどわされて買ってしまうと卒倒する。
紙面が1色なのと文章が少なく内容が薄口なってしまってるのがちょっと残念だけど、それでも量と迫力で見世物小屋的な勝負では他誌を押さえて圧勝である。まぁほとんど悪趣味展覧会の様相を呈していて、企画自体にひねりはあまりないが。 それともう一方のVol.1はチャールズマンソン特集で、こちらはあまりに根を詰めて資料を収集したためか編者集がマンソンにとり憑かれてしまっている。その狂気を知るうえでも興味深い一冊だとおもう。 |
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土屋静光氏による悪趣味本。出版当初は「危ない1号の二番煎か?」とも囁かれたが、他誌を寄せつけない単刀直入なコンセプトと圧倒的な資料性をみせつけてくれたこの本は文句なしにグロ度ナンバー1。強行出版のVol.2はパックされてしまいビニ本化されたものもあるが、この本の登場によって悪趣味ブームの尻火をさらに煽ることになった。 |
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1997/03 putdown |