電波系 |
編集:木村重樹 発行:太田出版 価格:1,339円 |
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鬼畜の代名詞ともなった村崎百郎氏と特殊漫画家大統領根本敬氏の共著で、日本の電波な人々の実体を知るうえにかかせない素晴しい本に仕上がっている。この二人が書いちゃった本に対してはもうなにも言うことができないのでたいした書評もできないのだが、あえて言うならば、そのまんま電波な本である。 村崎氏が受信してきた電波の詳細や、それらの受信方法、さらに村崎氏が子供に思えてしまうほど強烈な高感度電波受信者が綴ったチラシの紹介など、あ゛〜シラフではとても読めないので勘弁してください。 (以前、力まかせに根本・村崎両氏の本数冊を一気に読んでしまったことが災いして頭のネジがぶっ飛んでしまったことがあり、そんな苦い経験が嫌悪感としてまだ残っています。かんにんして) |
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根本氏は言うにおよばず、村崎百郎の薄汚くも味のある表現は、よく汲み取ってみると実に常識的で感性的だということに気付く。凡人にはない希な能力が才能とするならば彼らの表現はまさに電波的な天才かも知れない。だが、あまりに極端なためにやっぱりフツーの人達に受入れられることは少ない。 |
なし |
1997/03 putdown |