隣のサイコさん

編集:上田高史

発行:宝島社

価格:980円

内容密度 ★★★  
マニア度 ★★★  
すごい度 ★★★  
怪しい度 ★★★  
お買得度 ★★★  
 「電波系からアングラ精神病院まで!」のサブタイトルを掲げ、鬼畜ブームに追い撃ちをかけるようにして刊行されたこの『隣のサイコさん』はもともと『隣のキチガイさん』というタイトルの予定だったらしい(だと思った)。扱われてる対象もその名の通りキチガイで、つまりパラノな人々やいっちゃってる人達を酒のつまみのようにとり扱ったうえでねぎらっている。

 著者陣も宝島らしいラインナップで朝倉喬司や呉智英といったインテリから、宅八郎、村崎百郎氏など当事者側からの出品があるところも見逃せない。

もっとも村崎氏などは自覚どころかそれが売りなので微笑ましくもあるが、宅八郎に至ってはキチガイ扱いされている自分の立場が理解できてるのかどうかがいささか心配である。

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これといってとくになし。
なし
 1997/03 putdown
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