スカムカルチャー

著者:秋田昌美

発行:水声社

価格:2,369円

内容密度 ★★★★ 
マニア度 ★★★★★
すごい度 ★★★  
怪しい度 ★★★★ 
お買得度 ★★★★ 
 「本書で扱ったテーマは時代遅れのヒューマニティ・アート、素朴アート、ドロドロの表現主義、サタンに魅せられたヘヴィメタ、クリシェなノイズ・インダストリアルといった類のもので、斬新といより、どちらかといえば陳腐な表現に関してである。だが、こうしたものが何故か今の時代のテイストにしっくりくる。そして共通しているのは「人間」であり、それも背景のないペラペラの人間主義のもつ恐怖だ。システムなき現代社会で快楽と退屈は紙一重だ。死体のぶっきらぼうな薄笑いだけが聞えてくるようだ。」

 というあとがきで締めくくられているが、まったくその通りの感想なのでそのまま引用しておく。

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ノイズプロジェクトMERZBOW主宰の秋田昌美著。ほかに『ボディエキゾチカ』や『アナルバロック』が有名。音楽、アート、エロティシズム文化に関する彼の批評は、主義主張でなく新しい視点から考察した文化の再構築に感じる。
【 ISBN 】4-89176-303-5
【 書 名 】スカム・カルチャ−
【 著 者 】秋田昌美著
【 概 要 】1994.8発行 \2,369/[寸法] 21.6cm A5判/[頁] 208p/[重量] 440g/[書籍小包〒料金] \310
y 分 野 】日本文学/評論・随筆・その他
【 形態/対象 】単行本/一般 [C分類] 0095
【 NDC 】361.5
【 取引コード 】3777
【 発行社 】(株)水声社
 1997/06 putdown
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