危ない1号 Vol.3

編集:吉永嘉明

発行:データハウス

価格:1,400円

内容密度 ★★★  
マニア度 ★★★  
すごい度 ★★★  
怪しい度 ★★★  
お買得度 ★★★  
 「快感」特集ということで、エロネタありドラッグネタありで、混沌としているものの『危ない1号』特有の下品さはそのまま持続されている。想像通りテクノ関係の記事も多くなっているが、そこは御愛敬か。

 Vol.2から1年以上経っていることを考えると、『危ない1号』はVol.2が過渡期だったように思う。
 当時の時代背景にVol.2の存在は異端で新鮮だったかも知れないけど、1年の間に「鬼畜」は流行し、ドラッグ本は網羅され、サブカルのムックものも多く売られてしまった。そういう面で時期を外してしまった感は否めない。

 『危ない1号』はこれで終止符を打ったかも知れないけど、歴史に残る出版界の汚点として、これからも重版を重ねていってもらいたいと思う。合掌。

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東京公司解体。ニコラス啓司氏に敬礼。
なし
 1997/09 putdown
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