日本の拷問と処刑史 |
著者:名和弓雄 発行:にちぶん文庫 価格:480円 |
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武田信玄の父、信虎は1日に2〜3体の死体を見なければ食事が進まなかった、と伝えられるほど当時の日本では当たり前のように処刑や拷問が行われていたらしい。 この本では、日本の拷問史がマニアックに紹介されている。と、いいたいところだが、歴史の教科書には載っていない責問の実態をところどころピックアップして紹介しているだけで、そもそも当時は時代背景的にすべてが惨たらしいものだったんだから書いてあることも今更ではある。 さらに世界的にも古くからある串刺しの刑を「我が国で独自に開発されたもの」としてみたり、序説で「現代は死刑廃止が叫ばれているが、死刑が廃止すれば殺人がなくなるとでもいうのか。」と日本語になっていない危なっかしい暴言を吐くなど時代劇を中心にしか世界が回っていない典型的なアルツハイマー野郎なため、記載された文面も信頼できず評価は低い。題名に惑わされて買わないように。 |
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著者は名和弓雄となっているが、実は日本史オタクな4人が分筆していて当人はほとんど書いていない。 |
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1997/10 putdown |