麻薬の恐怖

著者:森田昭之介

発行:健友館

価格:1,500円

内容密度 ★    
マニア度 ★    
すごい度 ★    
怪しい度 ★    
お買得度 ★    
 これもまた勘違い本なので間違えて買わないように。とても某病院長、某医科大教授が書いたものとは思えなほどいいい加減な本である。

 参考文献をみると例によって41冊もの参考書があるのだが、引用ばかりで当の本人はまったく本質が理解できてないんじゃなかと疑ってしまうほど軽率な記述ばかりで、ちょっと知っている人が読むと「オイオイ」とツッコミをいれたくなってしまう楽しい本だ。

 著者である森田博士は昭和2年生れとお歳を召されているのでそのあたりのギャップも楽しく、たとえば「精神的には、すぐいわゆるハイな気分になり」なんて文章では「ハイな気分」のところがご丁寧にもゴッシクにしてあるなど実にフレンドリーな編集が施されている。

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 まぁ、このテの本にはよくある文献寄せ集めの本だけど(引用も多いが誤引も多い)、麻薬の恐ろしさを世間に理解して頂きたい、という堅実さだけは伝わってくる。ただそれだけの本だけどね。
【 ISBN 】4-87461-235-0
【 書 名 】麻薬の恐怖
【 著 者 】森田昭之助著
【 概 要 】1991.10発行/\1,500/[寸法]13.8cm 四六判/[頁] 176p/[重量] 320g/[書籍小包〒料金] \310
【 分 野 】社会
【 形態/対象 】単行本/一般 [C分類]0036
【 NDC 】368.8
【 取引コード 】1956
【 発行社 】(株)健友館
 1997/03 putdown
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