インターネット中毒者の告白

著者:J.C.ハーツ

訳者:大森望・柳下毅一郎

発行:草思社

価格:1,957円

内容密度 ★★★  
マニア度 ★★★  
すごい度 ★★   
怪しい度 ★★   
お買得度 ★★★  
 この本、日本人が書いたものだったら、さぞかし面白いんだろうけど、残念ながら今のところ深刻化するネットジャンキーを描いたノンフィクションはこの本くらいしかない。ニュースグループ、チャットにハマリにハマッて現実に戻れなくなった女子大生、JCハーツの個人的なネット冒険記である。

 情報のオーバードーズ、現実と仮想社会の混同、ネットの依存性は今後大いに社会的問題になっていくと思うけど、残念ながらそれを訴える者は少ないし、実社会にそれを理解しようとする器はまだ日本にはない。ネットの世界にどっぷり浸り、二度と現実社会に戻れなくなってしまうネットジャンキーは潜在的には山ほどいるのら。ラー。

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大森望・柳下毅一郎
なし
 1997/09 putdown
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