悪い葬儀屋 |
著者:有川一芳 発行:データハウス 価格:1,200円 |
|
これまでタブーとされてきた葬儀屋稼業の実体をブッた斬った本。冠婚葬祭に際にうごく金はその人の人間的価値が金に換算される唯一の見栄張儀式。「値段が高いだけ価値も高い」世界だから原価200万円の棺桶を2,000万円につり上げたところで遺族は喜び、葬儀屋はホクホクという因果な商売。大概において原価の10倍の請求があたりまえの商売らしい。まさに坊主まる儲けならぬ葬儀屋まる儲けである。
葬儀屋の病院からの死体争奪戦や、互助会の内訳などを現実的な視点からその実体を暴き、葬儀代をこんなにまで高く無意味なものにしているのは遺族自身であることを悟らずにはいられない。 |
.............. | |
|
某葬儀屋社長有川一芳氏の業界内部事情告発。その勇気に拍手。 |
|
1997/06 putdown |