グリコ・森永事件 |
著者:朝日新聞大阪社会部 発行:朝日新聞社 価格:980円 |
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ほとんど個人的な趣味でトップになっているんだけど、誰がなんといおうと『グリコ・森永事件』は知れば知るほど面白い。かい人21面相の犯行ぶりはまさに“現実は小説を奇なり”の典型で、どこをかいつまんでみてもスリリングでドラマチックで謎だらけだ。殺人を冒したわけでもなく、犯人側に利益があったわけでもなく、ただ警察側の体勢強化を促す教訓を残して謎のまま姿を眩ましてしまった「かい人21面相」君達。今頃なにをしているんだろう。
この本はそんな事件の経緯を新聞記者ならではの強力な資料と細かい描写で当時の犯行ぶりをリアルに再現してくれる。 |
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朝日新聞社著編のドキュメンタリー・ルポルタージュ。江崎社長誘拐から「会社いびるのもうやめや」の犯行終結宣言までの一連の捜査と、報道協定にゆれうごくマスコミの裏話しが率直かつ詳細に描かれている。挑戦状の全文紹介など資料としても有益。 |
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1997/04 putdown |