我、自殺者の名において |
著者:若一光司 発行:徳間書店 価格:1,200円 |
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昭和史に残る自殺者達の生涯を綴った本。いっぱいいましたね。有名なところでは太宰治や三島由紀夫るマイナーなところでは坂東国男のオヤジさんとか足立区のアパートでひっそりと餓死した姉妹とか。とにかくあらゆる自殺者達をを豪華に104人ラインナップ。人それぞれの経緯と自殺するまでの苦難に満ちた人生が実に簡潔にまとめられていてとても読み応えがある。
この本は個人的に相当読み込んだ本のひとつで、あっちこっちに連れまわしたものだからご覧のようにボロボロで、今更スキャンするのも気が引けてしまったが、それほど読み込むほどに味が出るスルメイカのような本なんである。 |
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若一光司氏の力作。続編に『二十世紀の自殺者達』があり、そちらは自殺者を世界に広げ、世界各国の有名な自殺者達を紹介している。 |
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1997/04 putdown |