死の腕 |
発行:中央アート出版社 著者:マックス・コール 翻訳:河合修治 価格:2,000円 |
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このタイトル『HAND OF DEATH』で誰のことかピンときたキレた人は、この先のうんちくは読まなくて結構。そのまんまヘンリーリールーカスの半生とその取材記録である。
ヘンリーのことを書き出したらおそらく本の1冊も出来上がってしまうほど語るところの多い極悪非道な殺人鬼だけど、簡単に説明すると全米を放浪しながら360人もの人達を殺し歩いたというシリアルキラーきってのスーパースターで、今では刑務所のなかでFBIの殺人捜査コンサルティング業も営んでおられるところは映画『羊たちの沈黙』でもお馴染み。自供からでしか捜査が進まないとこから、殺してきた人数すらわからないという殺戮マシーンである。 |
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ヘンリーとオーティスの輝かしい殺人記録は『異常快楽殺人』などに詳しい。『ヘンリー』というタイトルで映画化もされているが、肝心の幼児虐待されていた頃の話しがストーリーに盛り込まれていない点が残念。 |
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1997/11 putdown |