ルポ・精神病棟 |
著者:大熊一夫 発行:朝日新聞社 価格:480円 |
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閉鎖された精神病院のなかで起きている過剰な管理・拘束・暴力・薬物投与を自ら精神病を偽り入院して体験取材。そのジャーナリスト根性には感服だが、その甲斐あってめちゃくちゃ衝撃的なルポに仕上がっている。
今でこそ精神病院内での人権は守られつつあるが、この記事が書かれた昭和40年代の精神病院といえばまだまだキチガイ達の収容所的な存在で、場所によっては刑務所より凄まじい環境だったようだ。 |
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大熊一夫氏によるルポルタージュ。続編に『新ルポ・精神病棟』があり、こちらはこの本に登場する病院よりさらに病んだ精神病院、宇都宮病院でのリンチ殺人への責任追求などをおこなった。 |
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1997/04 putdown |